ドロップアウト産婦人科医の生活

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友達の手術

学生時代の友達(ドクター)が、遠路遙々、手術を受けに私の所へやってきました。

近くにもっと立派な病院は沢山あるのにも関わらず。
私なんかより、ベテランの先生はいっぱいいるのに。

いいの?私なんかで?!
何なら上司、紹介しよか?

今までいろんな病院で診察され、不安を抱えながら、手術を検討してきた彼女は、ここで話がまとまり、すっかり安心しきった様子でした。
確かに、「知り合い」 「ツテ」 なんかは、どんな時も心強いものです。
ドクターといっても、一患者となるとやっぱり不安にもなるし、専門外であれば、普通の患者さんと変わらないもんです。

そして、自分がそんなふうに信頼されること(同業者からであれば尚更)に嬉しく思うと同時に、自分もそんな年代になったんだなぁとしみじみ実感しました。

ずいぶん大きな筋腫だけど、ラパロでなるべく傷を小さく、かつ安全、確実に、そして将来、その子宮が赤ちゃんのために使われることを願って、手術させていただきますっ!

毎日のルーチン業務に流されていた日々の中、新鮮な気持ちとモチベーションが久々に復活しました。


そして手術は無事に終わりました。エレガントに。

自己血も準備して臨みましたが、ビックリするくらい出血も少なく済みました。
どんな手術でも何が起こるか分からないので、まずは一安心です。

入院中、面会に訪れた懐かしい顔ぶれの同級生たちが集まって、病室はワイワイとプチ同窓会です。

そして皆、今回安心して手術を任せられたのは、(私の)人柄だよ、と口々に言ってくれました。

とてもうれしかった。

こちらこそ、ありがとう!って気持ちでいっぱいでした。
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Commented by pokopen-7 at 2009-08-23 23:17
いつもツライことが多いkurukuru先生の病院出来事・・。
今日はとてもステキなお話!手術も成功して、本当によかった!
こういうことがあるから、ツライ仕事も続けられるんですね。
私も、いろいろなこと、ガンバリマス。
Commented by kurukuruX at 2009-08-24 23:44
>pokopen-7さん
お仕事ネタは、ツラい記事・・・。
きっと自分の精神状態が表れてるんですね。いかんいかん。
ポコペンさんにも元気を分けられて、よかったです。
また気分を入れ替え、がんばります!
Commented by 寧夢 at 2009-08-26 12:07 x
ある意味、友人に診て貰える安心感、患者と医師を通り越して大きいと思います。同窓会気分、なるほど。普通の御見舞いよりも、もっと元気をもらえるかも。

それにしても、出産後、筋腫は自然に小さくなって私の場合は、トシをとってしまい、もう安全圏なんだそうです。こういうことってあるのですね。
Commented by kurukuruX at 2009-08-27 19:26
>寧夢さん
そうなんですか!
その筋腫、妊娠・出産の時には、悪さしなくてよかったですねー。
安全圏な子宮筋腫・・・、そうか、そんな表現方法もあるんですね。
でも、忘れたころにでも、時々検診しとくといいと思います。


Commented by tukasa-rea at 2009-08-28 19:13
想像しただけで、怖いですね。。
気の弱い僕は身動きができなくなります。。
友人からの篤い信頼。素敵ですね。
Commented by kurukuruX at 2009-08-29 14:33
>麗司朗さん
治療とは言え、人の体を切るなんて、未知の世界だと空恐ろしいですよね。今回は繊細な手術でしたが、帝王切開なんかは、もっとスゴいですよ。血もドバドバ出るし・・・。(イジメ?笑)

南国社員旅行、うらやましい限りです・・・。
by kurukuruX | 2009-08-23 19:32 | 仕事 | Comments(6)

只今、二度目のドロップアウト中。


by kurukuruX