ドロップアウト産婦人科医の生活

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おかあさんを思い出すもの

夏を迎える前の、ジメジメした空気


結婚式にはたぶん出席できないだろうと、お母さんの留袖を用意して前撮りを準備していた6月。

当日の早朝、お母さんは心タンポナーデとなり緊急入院しました。
休みにしてあった私は、一日中お母さんの治療に専念できました。
「今日は大事な日じゃ... 」
おかあさんは顔面蒼白で喘ぎながら気にしていました。

結局、これが最後の入院となりました。



直太朗のうた


お母さん、好きだったなー。
楽しみにしていたコンサートは結局行けなかったけど。
私が作ったCDをベッドの上でよく聴いていました。



ゴマそうめん


薬味はネギとゴマと生姜。うちの味なんだ。
微かな力を振り絞ってゴマをするおかあさんの姿が子供みたいで、笑えた。
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Commented by odidi at 2011-06-19 08:56 x
先生 お久しぶりです

私は二十数年前に父を

十数年前に母を亡くしていますが

昨年10月に義母を

先月義父を亡くしました

やはり肉親がいなくなることの喪失感は

非常に大きいものがあります

「そういえばこれは好物だったなぁ」

「この曲が好きだったなぁ」

実父母の思い出は遠くかすんでいきましたが

義父母については事あるごとに思い出します
Commented by kurukuruX at 2011-06-19 12:27
>odidi さん
「肉親がいなくなることの喪失感」
ほんとにそうですね。自分を産み育ててくれた人ですから、自分の一部がなくなってしまったような気がしました。月日が経つにつれ思い出す時間が少なくなっていく自分が複雑です。odidiさんのように何十年経ってもそれぞれの思い出が浮かんでくるんですね。よかった。私はまだまだそんな先の自分を想像できませんが、きっとあっという間でしょうね。
Commented by おきな at 2011-06-19 16:31 x
 「今日は大事な日!」と 娘を気遣いながらも、母なるが故、娘を独占出来る幸せ。どれ程嬉しかった事か!医者に育て上げて下さった母の傍に居られた先生、決められた様に休みを取っている。母と娘の共有した時間!親孝行が出来たね!お母さんは嬉しかったでしょうね!金子みずゞさんの詩に「お母様は、大人で大きいけれど、お心は小さい、だって、お母様は言いました、小さい私で一杯だって、・・・私は子供で小さいけれど、大きいお母様で未だ一杯にならなくて・・・」何時も娘を思う心で一杯のお母さんの傍にいてあげられた幸せ。寂しい事だけど、本当に良かったですね。先生の活躍を何時も傍で見守って居られますよ!
Commented by kurukuruX at 2011-06-22 22:35
>おきなさん
ありがとうございます。
そうですね、病気のおかあさんと過ごした時間は今となってはかけがえのない宝物です。今でも傍で見守ってくれていると想像するだけで泣けちゃいますが。
by kurukuruX | 2011-06-18 12:19 | おかあさん | Comments(4)

只今、二度目のドロップアウト中。


by kurukuruX