ドロップアウト産婦人科医の生活

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七回忌

梅雨が明けると来る、とにかく暑いこの季節。

お母さんはこんな時期に旅立ちました。

迎える七回忌の法要も暑くて暑くて、お坊さんも集まる人もそりゃぁ大変だよ。

蝉の声やじっとり湿った空気、じりじりとした暑さで思い出されるのは、なぜかお母さんの入院生活です。

あの病室でのやりとりがすごく昔のような気がして懐かしい。

でも本当はもっともっと鮮明に思い出したいのに、記憶が何だかぼんやりしています。

「故人を思い出すことがだんだん減ってきているでしょ。一回忌、三回忌、七回忌・・・と、仏教とはよく出来たもんでね。」

なんてお坊さんが慰めてくれたら、罪悪感がちょっと薄れました。

親戚同士、お母さんの昔話をしながら時が過ぎました。

遺影のお母さんの表情は若くて元気で明るくて、時間が止まっています。

生きてる側は着実に年をとって、否応なく月日がたったことを実感します。

お母さんが亡くなった5年目、私も同じように患うことになるとはね。

治療を受けながら、お母さんはこうだったな、ああだったな、と常にリンクさせながら、
患者の立場を経験することも私にとって大きなことでした。

きっとこの先も仕事の上で無意識にでも影響あるんだろうと思います。

生きてりゃ、いろいろあるよね。

おばあちゃんは少し弱ってきてるけど、今でもお母さんのことを気にしているよ。

妹は今回帰国できなかったけど、元気にがんばっているみたい。

私は今朝、寝苦しかったせいか、なぜか一人ぼっちで路頭に迷ってる夢をみたよ。

でも夢でよかった。

仕事のバランスは、いま体調がすごくいいから、たぶんこれが理想なんだね。

ドロップアウト生活はこれが2度目だけど、昔お母さんと過ごしたあのニート時代、世間的にはどうかわからないけど、今思い出しても宝物のような日々でした。

この先、自信がなくなりそうな時は、あの時の英断を思い出すよ。

あー、話したいこといっぱい、お母さんと今しゃべれたらいいのになー。
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Commented by スマイルちゃん at 2014-07-31 09:18 x
先生、七回忌、御疲れさまでした。ほんとに暑い中大変でしたね。前にも書いたのですが、先生のような立派なお嬢様がいらして、お母様はきっと幸せでしたよ。自慢の娘だわ、と思っていたでしょうね。親とはいつかはお別れのときがきますね。うちも父が83歳、母が82歳で、もうカウントダウンに入っています。親孝行がなかなかできないでいますが、幸せに過ごしているのが、ひとつの親孝行かな、と思っています。親って、子どもを心配しますものね。
先生、これからもよろしくお願いします。
Commented by kurukuruX at 2014-08-07 12:39
スマイルちゃんさん
そういっていただけて救われます。
そうです!子供が幸せに暮らしていることこそ、親孝行です!
長寿のご両親、すばらしいです。幸せな日々がこれからも続きますように・・・。
こちらこそよろしくです。
by kurukuruX | 2014-07-29 21:25 | おかあさん | Comments(2)

只今、二度目のドロップアウト中。


by kurukuruX