ドロップアウト産婦人科医の生活

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30年のホコリ

先日、お母さんの嫁入り道具である、大きな洋服タンスを移動しました。

お仏壇を入れるためです。

洋服タンスはとても立派なもので、しかも、今まで一回も動かしたことがないみたいでした。

お母さんがお嫁にいくにあたり、おばあちゃんが用意したと思われる着物なんかがドッサリしまってありました。

おばあちゃん、当時、相当フンパツしたんだろうなぁ・・・。

私の小学校の入学式の時に、お母さんが着ていた、見覚えのある着物もありました。


そして、タンスの後ろには、30年余り、一度も掃除をされていないと思われる空間に、私は足を踏み入れました。

真っ黒な、重みのあるホコリ?じゅうたん?が立派に積もっていました。


お父さんとお母さんが結婚して、子供が生まれて、大きくなるまでの年月が、そこに蓄積されているんだと思うと、掃除するのがもったいなくて、しばらくマスクしたまま、物思いに耽ってしまいました。

このホコリ達も、いろんな場面をみてきたんだよね。

雑巾で勢いよく拭き取ると、変色する前の真新しい木の床が現れました。


もうすぐ四十九日。

時間が経つのが、早いのか、遅いのか。

いまだに実感がわかない。

お母さんがいないことを実感するのは、いったいどんな時なんだろう。
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Commented by しらふじ at 2008-09-05 12:07 x
そうですね・・・
私もいまだにいない事実を理解できていないような気がします 
むしろいつも心の中で会話していて前より近い存在になった気もして・・・
実感するのは まわりの人が影で気をつかってくれていることに後から気づいたときとか 人の優しさにふれたときかな
こういう優しさに前より敏感になった気がします
Commented by kurukuruX at 2008-09-08 19:06
>しらふじさん
こんばんわ。
実際悲しみを乗り越えた、しらふじさんの意見には説得力がありますねぇ。
ありがとうございます。
by kurukuruX | 2008-09-04 23:40 | おかあさん | Comments(2)

只今、二度目のドロップアウト中。


by kurukuruX