ドロップアウト産婦人科医の生活

kurukurux.exblog.jp
ブログトップ

<   2006年 04月 ( 9 )   > この月の画像一覧

ゴールデンウィーク。

当たり前のように、病院に缶詰め状態です。
最近、ドロップアウトしてる割に結構働いていたりする・・・(ブログタイトル偽造?)

そういえば、働き出してから、この、世に言う大型連休、遊びに出かけたこと一度もないです。
まあ、きっと世の中の産婦人科の先生達は皆さん、同じだと思いますが。

午前中にきた急患の対処も一段落したので、さっき院内の喫茶店でカレーライスを食べました。
そしたら、そこのウェイトレスのキレイなおねえさん、私と同年代でしたが、独身だそうな。
もったいないなー。

医学生時代の友達はもちろん、職場の看護師さん、地元の友達、習い事教室のお仲間など、私の周り、結構みんないい年こいてまだまだ独身です。(うゎ、怒られそ)
幸か不幸か、おかげで自分も居心地よかったりするから、焦りもなくダメなんだろうなぁ。

それにしても、なんでこんなに独身女性が多くなっちゃったんだろう。

それはそれで社会的には、やっぱ問題だよなー。

個人的には、仕事がら、いろんな夫婦を見てきたせいなのか、妊娠、出産にあまりに慣れすぎたせいなのか、或いは、子持ち女医さんのグチばかり聞いてきたせいなのか・・・、どうも結婚への夢が膨らまないです。

うちだけなのか、病院ってのは、働く女性職員が多いはずなのに、託児所など子育て環境がなってないのが一番いけないと思います。

特に産婦人科なんて、妊娠、出産を通して、女の人を守るべきところなのに・・・。

産婦人科女医さんの問題は、患者さんからの要望も大きい反面、勤務自体がキツイので、人手不足もあいまって、いろいろと難しいのが現実です。

どんな職種でも同じだと思いますが、子育て女性をフォローする側も、またされる側も、不公平さを感じずに、お互いうまく働ける環境ってないのかなぁ。

独身女医は、それぞれの言い分が理解できる分、いつも複雑な心境です。


ということで、結婚への夢を膨らませ、ポジティブシンキングになろと、今まであまり訪れることのなかった、子育て関連ブログをせっせと覗いてみたりしています。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-29 17:54 | 仕事 | Comments(7)

いい汗、大切に

実は私、小学校から大学まで、かれこれ15年近く、部活を通してずっとバスケ少女でした。

おかげで身長も、今をトキメく、エビちゃんと同じ、168cm。(言ってみただけです)
でも、このデカさが実はコンプレックスなんです・・・。

働き出してからは、さすがにそんな暇はなく、バスケからしばらく離れていましたが、ドロップアウト生活をきっかけに、最近またやりだしました。

メンバーは、コンビニの店長さん、車の整備士、三越のお姉さん、市役所のお兄さん、水道修理屋さん、小学生の主婦の方々、その他などなど、みんなバスケを通して知り合った人々です。
これがまたとても楽しいです。

スポーツは見るのも好きだけど、やっぱやる方が断然楽しい。

シュートもスパッと入れば快感だし、うまくいかなければジダンダし、心を無に何もかも忘れ、一生懸命カラダを動かしていると、仕事で凹んだり、イヤなことがあっても、うまいこと忘れてしまいます。


ところで、汗をかくといえば、手術の時も結構汗かきますね。

帝王切開にしても、たかだか30分くらいなのに、力仕事のせいか、いつも終わってみるとかなり汗だくです。時々オシッコちびったのかな?と思うくらい。たぶん、ちびってないと思う・・・。

それにどれだけ長時間オペしようが、不思議とトイレには全然行きたくなりません。

たぶん無意識に気もすごく張ってるし、きっとかなりの消費カロリーのはず・・・。

手術ダイエット。
っていう割に痩せないけど・・・。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-27 14:33 | どろぽ生活 | Comments(6)

「家族」について

JR脱線事故から1年のニュース、もうそんなに経つんだなー。
1年前の今日、確か母親と1日中テレビの前でニュースに釘付けだったなぁ。何度見ても残酷な映像でした。

今日、新聞で、事故で娘さんを亡くしたお父さんの悲しい日々を綴った日記を読んで思わず泣きました。
旦那さんの後を追いたい気持ちを抑えながら、1年後同じ電車に乗って旦那さんの座ってた座席を探す、新婚だった奥さんの話もかなり辛い。

事故に遭った当事者の方々はもちろんだけど、残された家族の気持ちを想像すると、胸が苦しくなります。

私は、世の中で一番大切なものは家族だと思います。

ちょっと大袈裟かもしれないけど、今、自分が人生を諦めずに頑張れるのも家族がいるからだと思っています。

そして母親の病気が分かって、世の中からいなくなるという現実にぶち当たった瞬間の、あの時の自分の気持ちは絶対に忘れません。
もし、ほんとに死んじゃって二度と会えなくなったら、その時はもっと苦しむんだろうなぁ。
幸い、事故とは違って、ある程度心構えができてる分、まだいい方なんだろうけど。
でも、一般的には子供より親の方が先に逝くだろうし、子を失う親の悲しみに比べたら、そんなの仕方がないんだけど・・・。
ただ単に親離れできてないのかもしれません。

最近は、「家族を失う悲しみ」を自分以外の誰かに感じさせることにすごく恐怖を感じます。
人間は誰でもいずれ必ず死ぬし、自分が死んだことによって悲しませるような家族をこれ以上作りたくない。
できれば自分が一番最後になりたい。
だから結婚も、子供を持つことも気がすすまないというような、救いようのない悲しい観念にとらわれちゃっています。

ちょっと前にNHKの番組で、昔の日航機事故でお父さんを亡くした息子さんが同じように考えているのを見て、ひどく共感してしまいました。

私は悲惨な事故で家族を失ったわけでもないし、身近な人が死んじゃったわけでもないし、いつからこんな風に感じるようになったのかな。

こんな考えでいる限りは、細木数子的にも、きっといいご縁にも恵まれないんだろうな。
一応、手相での結婚線は35歳くらいのところに儚げに1本あるんだけど・・・。

でも、母親と時間を過ごすことを通してみて、誰かのために一生懸命尽くしているときが一番生きていることを実感する瞬間なんだ、ということにも気がつきました。

なんだか矛盾してるな。
ま、先のことは分かんないし、あんまり考えないようにしよ。
いつかもっと違う考え方に出会えるかもしれないし・・・。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-25 21:58 | その他 | Comments(0)
今までは日々の仕事に追われ、なかなか行けなかったけど、久々に出席しました、日本産科婦人科学会。
学会直後は仕事もヤル気が湧いていいなぁ。やっぱたまには行ってみるもんです。
そして早速もらったシールを満足げにはりはり。

それにしても新幹線は混んでました。
毎日あーだったら、すごい儲けなんじゃないか?JR。
運賃も結構高いし、何人乗ってるんだろう?大金の塊が、しかも数分おきにパカパカと走って・・・、ちょっと余計な想像でした。

まあ、でも新幹線の中で、ビールとお弁当を広げる瞬間はやっぱり楽しいです。

せっかく横浜まで行ったので、がんばって東京にも行ってきちゃいました。おのぼりさん。
どこに行こうか悩んで、なぜか上野動物園へ。

パンダ、パンダ、わくわく。

でも、あれ?
動物園ってもっと楽しかったのでは・・・?

フラッシュをたかれまくっているご老体パンダのリンリンがひどく気の毒そうで正視できず、小獣の館では実験用のマウスを連想してみたり・・・。

周りの子供達はあんなにハシャいでいるというのに。

年とったってことかー。

やっぱ、表参道ヒルズだったかなー。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-24 23:15 | どろぽ生活 | Comments(2)

男友達

医学生時代からの友達と久々に飲みました。

サラリーマン居酒屋にて、一皿250円のもやし炒めと生ビールだけで約3時間、仕事以外のネタでこうも盛り上がれる医者友達は貴重です。
偶然、彼もバイト生活のフリーターで、医学の世界でも異色を放つ私たちはあの居酒屋でも年齢不詳のニート、絶対、医者同士には見えなかったでしょう。

イケメン風な彼ですが、残念なことに男性としては全く見ることはできません。もったいない。
医学部というのは不思議な感覚で、いい年した大人たちが、クラス替えのない小学校をもう一回やるような、戦友のような、家族のような感覚です。
もちろん学生同士で結婚するパターンもよくありますが。
彼とは、いくらムーディな場面になろうが、無人島に2人きりになろうが、きっと男女の仲になりえないでしょう。

・・・あ、それは単純に私に女の魅力がないだけか!

彼、いわく、私はさらに男らしさに磨きがかかったと。
ちょっとヤバいなぁ。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-19 20:44 | 今日のお酒 | Comments(5)

ビバ!当直明け

私はドロップアウト者なので24時間勤務が明けて帰ります。
以前ならありえない、ど平日の午前9~10時ごろ。
ちょっとボーっとしながらの帰り道ドライブ、私のお気に入りの瞬間です。

なにせ急がなくていいし、道路は空いてるし、歩道にはウォーキングする老夫婦やベビーカー連れた若奥様達・・・なんて平和なの!

桜はもう葉っぱが出てきてたんだぁ、早いなぁ。
花びらが雪のように風に舞う中を車でくぐりながら、お、今日は花粉も大丈夫か?
家に帰って「笑っていいとも」とビール、そして後ろめたさを感じずにぽかぽか陽気の中お昼寝・・・。
・・・最高だ。

でも、産婦人科に限らず、世の中のほとんどのお医者さん達は、当直中一睡もできなかろうが、関係なく次の日も朝から働いています。
みんな医師の使命感、良心ってやつだけで耐えてます。
山のような外来患者さんやオペをこなし、とっさの正しい判断、集中力を常に要求されています。
ぼんやりしてうっかりミスなんて許されない。
でも人間だもん、普通そんなに集中力や緊張感は持たないよ。

三重県のどこかの産婦人科にみたいにあんなにお金はいらないから、精神的に解放される時間を約束してほしいな。
そしたらまた一生懸命働く。

週に1回くらいの当直で、翌日はオフとか、2交代制とか理想だなぁ。
そんな理不尽な要求でもないと思うし、当然の権利、だって命に関わる大切な仕事でしょ。
患者さんもお医者さんには万全のコンディションでいてほしいはず。

日本全国、お医者さんの労働条件が早く良くなりますように・・・。
個人的にはできればこの生活がいつまでも続きますように・・・。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-14 23:03 | どろぽ生活 | Comments(2)

指導するってむずかしい

研修医1号くんに、この1ヶ月で何がしたい?と聞いてみた。
「救急疾患の対処とか、基本的な手技とか・・・」
そうだよね、そりゃそうだ。ごもっともだ。

クスコの使い方から始め、内診、経膣エコー・・・ここでしかできないことを、モチロンさせてあげたいけど、産婦人科って患者さん、ただでさえ勇気振り絞って受診するところだよね。
内診なんて、患者さんにとって、この上なく嫌な行為だよね。
見て、説明するだけなんてやっぱダメかな。
だって短すぎるもん。
患者さんとの間に入って頭を下げて診察の了解もらって、何とか身に付けた彼らの手技、技術は本当に本当に将来に生かされるんだろうか。
もちろん学ぶ側の姿勢にもよるだろうけど・・・。
この短い間のかすかな経験でも、少しでも役に立つのなら、いいお医者さんに育つためなら・・・、許して、患者さん。

婦人科は独特だからなー。
中途半端な彼らの技術の向上と、一瞬の患者さんの苦痛表情を思わず天秤にかけてしまい、今日は悩んじゃった。
まぁ、そんなに深刻に考えなくてもいいのかなー。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-10 19:56 | 仕事 | Comments(7)

花粉症

昨晩はちょっとややこしい急患だったけど、研修医1号くんと共に一夜を過ごし、お互いだいぶ打ち解けた感じになりました。(と思ってるのは私だけか?)

帰り道、今日はとってもいい天気でお花見日和、快適ドライブ・・・、のはずが、やっぱり出ました、まだか!花粉症!
あの運転中のクシャミ連発、あれは本当にドキドキもんです。
「へっくしょん」
実際目をつぶっちゃうのは1.5秒くらい?
でもその瞬間に前の車にぶつかりはしないかとハラハラ。
何度も目を開けたままクシャミを試みたけど、どうしてもできない。
なんで目つぶっちゃうんだろう。
できる人いるのかなぁ。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-07 21:05 | その他 | Comments(2)
やってきました、新しい研修医くん。
今年度からなんと、1ヶ月単位でくるくる回ってくるらしい。
研修医たちの希望らしいけど、どんなもんでしょう?

いろんな科を経験したい気持ちも分かるけど、それはポリクリで済ってわけにはいかないのかなぁ。
どこまで指導できるんだろ。
2~3ヶ月の間に切迫流産の急患や妊婦の入院が診れたり・・・、なんてのが最終目標にあったら、たとえ彼らが産婦人科医にならなくても指導する甲斐もあるんだけどなぁ。
やっぱり忙しくて大変だね、なんて感想だけで終わるだけなら、産婦人科医は毎日カツカツなんだから勘弁してほしい。
お互いちょっと憂鬱な間柄で過ごすくらいならいっそ、産婦人科はスルーではダメかしら?

そもそもマイナーな産婦人科を2年目に必須にする意義ってなんなの?
救急対応の一環なんだよねぇ。

といっても向学心に燃える彼らを目の当たりにするとつい、あれこれ時間を割いてあげてしまい、また自分が削られていくこの悪循環・・・。
[PR]
by kurukuruX | 2006-04-05 20:33 | 仕事 | Comments(4)

只今、二度目のドロップアウト中。


by kurukuruX