ドロップアウト産婦人科医の生活

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貫禄負け

今月の研修医くんはとにかく、ガタイがいい。

アラレちゃん(また?)に出てきた、栗頭センセイのようです。
まあ、ぶっちゃけ、かなり、お太りあそばされている。
チョビひげなんかも生やしてて、ここまでくると、その貫禄はすでに、部長クラスです。

今日も無事にお産が終わり、お互い汗だくになりながら、一通り指導も終わって、2人で分娩室から出てくると、
「赤ちゃんは大丈夫ですか?」と、
廊下で待ちわびていた、妊婦さんのご家族が心配そうに、一斉に聞いてきました。

隣の研修医に・・・。

研修医くんがモゴモゴしている傍で、
「あ、大丈夫でしたよ。」と、ぽつーんと一人、取り残された自分が代わりに答えました・・・。


ちょっと凹みましたが、研修医より若く見られた?!
これもアリかも知れません。(負け惜しみ)
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by kurukuruX | 2009-06-23 22:32 | 仕事 | Comments(5)

飛び込み分娩

久しぶりに大物がやってきました。

飛び込み分娩とは、妊娠された方が一度も産婦人科を受診せず、臨月近くにいきなり病院にやってきて、出産されることです。

まあ、妊娠は病気ではないので病院に行く必要はないと思われている方や、経済的な理由で妊婦健診を受けられないって人が、世の中には少なからずいます。

でも、子宮外妊娠や妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)など、異常な妊娠となれば、それで命を落とす場合もあります。ごく普通の、正常妊娠も病院で診察しなければ、わかりません。

若年の、高校生とか、親にも誰にも相談できずに、やむを得ずここまで至る、なんてケースは不幸なことに度々あります。でも今回は、ちゃんとした?大人です。

いきなり、大きなおなかの妊婦さんを目の当たりにしても、母子手帳もなく、予定日がいつなのか、早産じゃないのか、生まれてきてもいい赤ちゃんなのかどうか、情報はサッパリありません。

エコーで大きなお腹をざざっと見ると、赤ちゃんは何とか元気そうだし、胎盤やその他、羊水がちょっと多いかなー、でも赤ちゃんの推定体重は3000gくらいありそうです。
ところが、何よりビックリしたのは、妊婦さんの血圧を測ったら、200を越えていました。
初対面ながら、顔やお腹が浮腫んでるなーと思ってたら、見ると足は象さんのようにパンパンでした。

「どうして病院に来なかったの?」と聞くと、へへっと苦笑いをして済ませています。
9ヶ月近くも生理がなかったわけだし、胎動も感じてたわけだから、知らなかったはずはないよね?!

逆に「どうして今日病院に来たの?」と聞くと、「何となく。」だそうで。
きっと、体は限界だったんじゃないかと想像されます。

「奥さんの妊娠のこと、知ってたんですか?」一緒についてきた旦那さんに矛先を向けると、
「知らなかった。」だって・・・。ホントかよ。そして、ボソッと、「どうせ、俺の子じゃない・・・」と。

・・・。

もう、そこから先の会話をする気にはなれませんでした。

何とか分り易く、管理されていない妊娠高血圧症候群の危険性、緊急性を説明しながら、即入院、帝王切開の話すると、「えぇー!そんな急な・・・、困りますぅ。」

って、こっちが困ってますっ!!

そんな状況で外来診療も滞り、他の予約患者さん達も大迷惑です。

「このままほっといたら、赤ちゃんどころか、お母さんも死ぬよ。」
少々手荒な言葉が出てしまいます。
病院に来られたからには、こちらとしてはやるべきことをしなければなりません。

一旦、待合室に戻った妊婦さんと子供を抱っこした旦那さんは、3人でニコニコ、妙に平和な感じです。

・・・ことの重大性、全然、伝わってない。(涙

もし、赤ちゃんやお母さんが、万が一、不幸な結果になってしまった場合、こういった人達は、どんな反応するんだろう、ふと、思いました。こっちサイドに、わーわー言ってくるのかな。



いろんなスタッフの協力により、緊急手術によって、赤ちゃんは無事に産まれました。

手術中、多めだった羊水と、感染症も分らない多量の血液が、私の下半身にドッサリかかりました。スリッパもぐちょぐちょになって、生温かい感触の中、頑張って手術も無事に終わりました。

大量出血と、術後も続く不安定な血圧と、母体はまだまだ予断を許しません。
赤ちゃんも、大きさは十分あるものの、やはり未熟だったか、小児科の先生のお世話になっています。

飛び込み分娩。大きなリスク。
患者さんにとっても、医療側にとっても何もいいことはありません。

手術が終わり、情報を聞きつけ、患者さんの実母、つまり赤ちゃんのおばあちゃんが血相を変えて病室にやってきました。事後報告となりましたが、状況をお話しすると、娘の代わりに申し訳なさそうに理解していただきました。

よかった。話の通じる人がいて。
これで、きっとお金も払ってくれるでしょう。

飛び込み分娩の場合、高い確率で医療費は踏み倒されます。

そして、ひどい時は、赤ちゃんが置いていかれます。



たらい回し。

あってはならないことですが、こんな状況、受け入れる側からしてみたら、断れる正当な理由があるのならば、正直断りたい気持ちも当然あると思います。

これも修行の一つと言えば、それまでですが、今回は、患者さんが、うちの病院を選び、私の外来へやって来たことが、私にとってのアンラッキーだったってことです。

はー、くたびれた。
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by kurukuruX | 2009-06-14 12:57 | 仕事 | Comments(6)

ミルメーク

ドラッグストアで発見し、衝動買いしてしまいました!
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な、なつかしい!

実は、給食時代から、牛乳は苦手でしたが、これが出る日は飲めました。(ワガママ)

牛乳だけで飲むより、カルシウムアップ!しかも美味しいときた!!

仕事柄、インドア系モヤシっ子なので、これから骨太を目指し、小学生のように飲み続けたいと思います。
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by kurukuruX | 2009-06-08 21:51 | その他 | Comments(2)

ほたる

さっき、夕飯の後の散歩の途中で、蛍を見つけました。

その川がキレイだってことだね。
まだ出始めだから、数える程しかいなかったけど、突然見つけたからビックリしたなー。超興奮した。


日に日に気温が高くなって、空気が少しづつ湿ってきました。

そんな空気を肌で感じるようになると、去年のお母さんの入院生活を思い出します。

すごいなー。
ちゃんと忘れずに季節は巡ってくるし、時間もお構いなしに、着々と過ぎていきます。

もうすぐ、あの暑い暑い夏がやってくるんだ。

あの時のいろんな場面が思い出されては、ふと、仕事帰りの車の中で一人、涙が勝手に流れる時もあります。

仕事でイライラしたり、怒ったり、笑ったり、飽きもせず野菜作ってたり、変わり映えしない日々の生活も、お母さんには、すべてお見通しだよね。

気をつけるようにって言われてた、悩みがちな性格や、落ち着きないところ、掃除嫌いもそのままだし、ちっとも成長してない。人間なかなか、性格ってのは変わんないねー、お母さん。


まあ、時間がたつのが早く感じること自体、平和な毎日だってことが、幸せだってことでいいのかな。

なんだか、まとまりのない文章・・・。
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by kurukuruX | 2009-06-01 22:22 | おかあさん | Comments(5)

只今、二度目のドロップアウト中。


by kurukuruX