ドロップアウト産婦人科医の生活

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ま、普通の労働者はみんな経験しにくいものだけど、こりゃぁいいです。
まさにやめられません。
一見ニートのようだけど、人目は気にしちゃいません。

あと何があるかなぁ・・・。
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# by kurukuruX | 2006-03-08 15:15 | どろぽ生活 | Comments(0)

労働条件の提案

今、非常勤で働いている病院でまた一人やり手のドクターが辞めてしまいます。

病院側は「地域住民のために何とか産婦人科を維持したい」というよりは、「研修指定病院の基準は外せない」とか何とか都合のいいこと理由に、常勤としての要請がありました。
でもなー、悪循環は変わんないんだよなー。
医者自身の使命感や良心に頼るのはもう限界じゃないかな。

確かに産婦人科や小児科は時代の流れから言って儲かる科ではありません。患者も少なくなってるし、そのくせトラブルも多いし。
でも、総合病院でしょ?
内科みたいに、老人の多い、儲かってるところが赤字のところを埋めてくれればいいじゃん。
うちみたいな所が単独で利益を出すなんて無理でしょ。
流行の開業医じゃぁあるまいし。

どうしてその先生が辞めたくなったのか、考えてよ。
穴ができたからって同じように一時しのぎしてるだけでは何も変わらないし、また一人産婦人科辞める人間を増やすだけでしょ?
原因を追究して改善する、なんでこんな簡単なことをせめて口先だけでも言ってくれないの?
もっと先の将来についても考えてよ。
ローテーションしてくる研修医が、「産婦人科は大変だ」ではなくて、「大変だけどおいしいな」なーんて思える働き方なら、産婦人科医なり手も期待できるってもんだ。
今、産婦人科は売り手市場、ダメモトで病院にあれこれ条件言ってやろうと思っています。
①当直は月に5~6回まで
②当直した次の日は休み
③昼間より夜間の労働への報酬アップ
④事故が起こっても個人を責めない
⑤「人手不足で大変だね」特別手当
⑥産婦人科医を公募する


っていうか、これが本来あるべき労働基準のはず・・・。
でも、よし、これでいってみよー!でもきっと無理。

もっと言うと、仕事ができる人にはさらに高評価されるシステムがあると理想だなー。
臨床能力を形にして証明することはできません。
いくらエレガントな手術をしようが、いくら外来をスムーズにこなし、いくら患者さんに尽くそうが、あくまで自己満足であって、イチローや松井みたいにこれだけの成績があるから年俸何億なんてできないし。
医者にもそんなシステムがあったらもっとやる気もでるのに。

無理かー。医者は聖職?
見返りを期待する仕事じゃないってか・・・。
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# by kurukuruX | 2006-03-04 12:21 | 仕事 | Comments(2)
今日はバイト先、いつものように看護師さんとも息ピッタリ楽しく外来診療。

とその時、そこの常勤の女医さんがやってきて、「先生、将来のことどう考えてる?」と突然質問された。

昨夜、無意識にやってしまったトラックバックのおかげで、ブログ初心者の私にとって驚異的な訪問者数だったせいか、タイムリーな内容にドキドキしてしまった。
久々に話をすると、その先生も自分の将来についてとても不安で、転科を真剣に考えているらしかった。

普通に仕事してるようで、みんな心の中では日々葛藤してるんだー。
自分で選んだ仕事だもんな。

インターネットで議論されている、いろんな立場の人のいい意見が、実際表に出て形にならなければいけないですねぇ。
そういう私も何もせず自分のことばかりですが・・・。
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# by kurukuruX | 2006-02-21 16:13 | 仕事 | Comments(0)

びっくり記事

ある産婦人科医のひとりごと: 癒着胎盤で母体死亡となった事例
2006/02/19
癒着胎盤で母体死亡となった事例
新聞記事より

最近開いてなかった医者の掲示板で、見つけた超こわ~い事件。
これで逮捕されちゃうの?

関連ブログいろいろ見つつ、一般の人と医者との意識の超えがたい壁。
こんなに考え方に差があるのは、偏ったマスコミ報道とか、医者が意見をいう場がなさ過ぎなんだろうな。労働組合とかないし、言い訳しちゃいけない風潮の職種だから。
学会が代表して専門的立場から守ってくれればいいのに。
安くない学会費は何に使われているのかしら?
現実はまだまだ難しいなぁ。

ところで今日はお母さんの健診日。
検査ではCA125がひとケタ!すごい!かなり順調!

と手放しで喜びつつ、病院の相変わらず忙しそうな現場の中、患者側の立場、一人のんきに家族付き添い状態で、ちょっと心が痛かったいつもの私でした。
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# by kurukuruX | 2006-02-20 22:33 | 仕事 | Comments(3)

手術

お母さんの手術から丸2年。

癌を全然取り切れなかったわりに今は元気でホント何よりだ。

そういえば、あの手術から手術らしい手術をしてない気がする。


あの時、手術室では麻酔導入するまで、私は涙をポタポタこぼしながら、お母さんの手を握っていた。

後から聞くと、お母さんは全然覚えてなかったらしい。

シーツのこっちは見慣れたいつもの開腹手術の光景、シーツの向こうは挿管チューブをくわえた青白いお母さんの顔。

なんだかとても奇妙な感じだったなぁ。

手術では助手を努めたけど、最初は、身内にかかわらず、手術になればいつも通りにできるもんだなぁと感じてた。

でもオペが進むにつれ、お母さんの子宮にふと目がとまり、私を帝王切開で産んだ時に作られた子宮の傷跡を見つけた瞬間から、変な気分になった。

そして次第に、癒着した腸管がどんどんボロボロになっていくのが見ていられなくなって、気持ちが悪くなってしまった。

私はそれ以上続けられず、術野から降りることにした。
自分より下の先生に、助手を代わってもらった。


でも今は、あの時腹膜全体にどっさり残った病巣も、抗癌剤と私の介護のおかげ?で今は奇跡的におとなしくしている。

こんなこともあるんだ。

今となっては、オペも抗癌剤もやってきてよかったと心から思う。

神様、ありがとう!
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# by kurukuruX | 2006-02-18 16:27 | おかあさん | Comments(2)

3泊4日当直の旅

おやつもDVDどっさり用意して、金曜日から月曜日まで病院に缶詰め状態。

産婦人科の救急仕事はちょっと独特です。

お水のお姉さん相手をはじめ、「タンポンが取れない」とか、「避妊に失敗したので避妊ピルくれ」とかで、夜中たたき起こされることもしばしば。
おかげで純真だった私もすっかりすれてしまいました。
多忙な時は「私はシモの便利屋か?」と腹も立ったけど、人間余裕があるとそんな人へも温かく対応できるようになれます。
もちろんほんとの救急疾患もくるけど。

出産だって休日夜間は最高料金なんだし、みんな平日昼間に産もう!

どうか平和な夜でありますように・・・。
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# by kurukuruX | 2006-02-11 12:30 | 仕事 | Comments(0)

働かなきゃダメ?

やばい。ついにきた。

「君は独身だし、若いんだからもっと働かなきゃ」
週に4日の当直を要求された。
無理だよ。
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# by kurukuruX | 2006-02-10 12:14 | どろぽ生活 | Comments(0)

はじめまして

私はもうすぐ10年目になる産婦人科の現役医師です。

今まで地方の総合病院で激務に追われてきましたが、人手不足悪循環の先行き暗い日本の産婦人科医療によって自分自身が人間崩壊しそうだったので、最近、家族の介護を理由に思い切って勤務医を辞め、現在、アルバイト生活を送っています。

自己満足、現実逃避、社会的責任を果たしていない・・・、批判はありますが、今は何でもいいんです。神様からもらったお休みだと思って。

<ドロップアウトしてできたこと>
親切な医療
家事手伝い
家庭菜園
バイクの免許
昔の友達との付き合い復活

<これからやりたいこと>
畑の拡大
人と接しない仕事(ベルトコンベア作業とか)
緩和医療の勉強
産婦人科医の地位向上、労働条件の改善
よい職場探し
ギターを習う
イラストレーターでセカンドビジネス
土地を買って家を建てる
ホノルルマラソン
孫づくり、その前に結婚
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# by kurukuruX | 2006-02-04 17:06 | どろぽ生活 | Comments(3)

只今、二度目のドロップアウト中。


by kurukuruX