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ドロップアウト産婦人科医の生活

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産婦人科医不足問題について

産婦人科医不足!
出産できる病院がなくなる!

今、一押しのブームのようです。

最近になってようやく一般の人にまで浸透してきたこの危機的状況。
こっちにしてみれば、遅いんだっちゅーの、全く!って感じですね。
こんなの今に始まったことでなくて、私が医者になった時点、10年近くも前から分かってたことです。
結局何も変わらないまま、今に至っちゃって・・・。

どんなことも世の中が騒ぎ立てる頃には、事態は時既に遅しなんだなー、と当事者の立場になって
つくづく感じました。

まぁ、ブームもいいけど、対策みたいなのに、「給料を上げる」ってのがよくあります。
年収5500万ってのも話題になりました。

・・・なんか、やな感じです。

もちろん、労働に見合った報酬、これは究極の理想で、お金自体そりゃ誰でも欲しいです。
でも、世の中の産婦人科の先生達が一番欲しいのは違うと思います。
身も心も、完全に解放される時間だと思います。お金じゃ買えません。

医学はどんどん進歩しているのに、出産だけは昔と変わらず(ま、当然ですが)、いつ生まれるか予想もつかない、ある時突然呼ばれる、或いは急いで駆けつけてもなかなか生まれず・・・なんていう長~い拘束時間。

一人年収5000万で雇うなら、1500万づつで3人雇って完全3交代にした方が喜ばれる!
そして24時間託児所をもれなくつける。


これだけでも随分魅力的なんじゃないかなー。
もちろん、問題はこんなに簡単なことじゃないでしょうけど。

少子化かー。
小難しい問題だけど、よくよく考えると、まずは自分が子供を産むことだったりして・・・(痛)。
by kurukuruX | 2006-06-01 20:05 | 仕事

只今、二度目のドロップアウト中。


by kurukuruX