2011年 06月 18日
おかあさんを思い出すもの
夏を迎える前の、ジメジメした空気
結婚式にはたぶん出席できないだろうと、お母さんの留袖を用意して前撮りを準備していた6月。
当日の早朝、お母さんは心タンポナーデとなり緊急入院しました。
休みにしてあった私は、一日中お母さんの治療に専念できました。
「今日は大事な日じゃ... 」
おかあさんは顔面蒼白で喘ぎながら気にしていました。
結局、これが最後の入院となりました。
直太朗のうた
お母さん、好きだったなー。
楽しみにしていたコンサートは結局行けなかったけど。
私が作ったCDをベッドの上でよく聴いていました。
ゴマそうめん
薬味はネギとゴマと生姜。うちの味なんだ。
微かな力を振り絞ってゴマをするおかあさんの姿が子供みたいで、笑えた。
結婚式にはたぶん出席できないだろうと、お母さんの留袖を用意して前撮りを準備していた6月。
当日の早朝、お母さんは心タンポナーデとなり緊急入院しました。
休みにしてあった私は、一日中お母さんの治療に専念できました。
「今日は大事な日じゃ... 」
おかあさんは顔面蒼白で喘ぎながら気にしていました。
結局、これが最後の入院となりました。
直太朗のうた
お母さん、好きだったなー。
楽しみにしていたコンサートは結局行けなかったけど。
私が作ったCDをベッドの上でよく聴いていました。
ゴマそうめん
薬味はネギとゴマと生姜。うちの味なんだ。
微かな力を振り絞ってゴマをするおかあさんの姿が子供みたいで、笑えた。
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by kurukuruX
| 2011-06-18 12:19
| おかあさん
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2010年 09月 08日
かぼちゃスープ
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by kurukuruX
| 2010-09-08 22:54
| おかあさん
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2010年 05月 09日
今日は母の日でした
どっかのチョコのCMでみんなが口々に
「おかあさん、ありがとう。」
何気なく繰り返される、ありふれた「お母さん」という単語がふと新鮮に思えました。
心では呼びかけることはあっても、実際、口にしてないなぁ。当然だけど。
「お母さん」 「お母さん」 「お母さん」
霊感の強い人が見たら、私の周りにピッタリと、
昔と同じように私を守ってくれているお母さんが見えるのかしら?
おかあさん、ありがとね。
毎日元気に生きてるよ。
「おかあさん、ありがとう。」
何気なく繰り返される、ありふれた「お母さん」という単語がふと新鮮に思えました。
心では呼びかけることはあっても、実際、口にしてないなぁ。当然だけど。
「お母さん」 「お母さん」 「お母さん」
霊感の強い人が見たら、私の周りにピッタリと、
昔と同じように私を守ってくれているお母さんが見えるのかしら?
おかあさん、ありがとね。
毎日元気に生きてるよ。
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by kurukuruX
| 2010-05-09 13:45
| おかあさん
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2010年 01月 03日
お正月
お母さんが元気だった頃は、大晦日は決まって、すき焼きとトランプの七並べが恒例でした。
罰ゲームもつけたりして。笑
親戚付き合いもそれ程なく、核家族のこじんまりした年末年始だったけど、
子供が大きくなれば尚更、家族で集まるのがいつも楽しみでした。
お母さんが苦手だったおせちの黒豆も、固いけど味はすごくおいしくて、ぱくぱく食べたなぁ。
お母さんが病気になってからは、代わりにおせち料理もがんばりました。
私がドロップアウトしてた時は、「テキストきょうの料理」で勉強して、材料から本格的にそろえたりしてね。でもお母さんの味である、煮しめや昆布巻き、お雑煮はかかさずに。
一日中、台所での立ち仕事が続いて、足がパンパンに浮腫んでるのを見た時は、ビックリした。
主婦の仕事って、こんなに大変なんだなーって実感しました。
結婚して、全然違う大晦日やお正月を迎えました。
地域が違えば、習慣や料理の内容がこうも違うもんなんですねぇ。
大晦日からおせち料理を食べちゃうし。
お正月も、親戚の人たちがいっぱい集まって、カラオケや麻雀など、どんちゃん騒ぎです。
それはそれは賑やかで、料理もすごくおいしくて、楽しかったけど、でも
やっぱりウチのお正月が恋しかった。また家族そろって、こたつを囲みたい。
もうすっかり、ウチの年末年始は、過去のものになっちゃった。
帰りの車の中で、お母さんとの思い出に、また泣いてしまった。
お母さん、今年もどうか私を見守っていてください。
罰ゲームもつけたりして。笑
親戚付き合いもそれ程なく、核家族のこじんまりした年末年始だったけど、
子供が大きくなれば尚更、家族で集まるのがいつも楽しみでした。
お母さんが苦手だったおせちの黒豆も、固いけど味はすごくおいしくて、ぱくぱく食べたなぁ。
お母さんが病気になってからは、代わりにおせち料理もがんばりました。
私がドロップアウトしてた時は、「テキストきょうの料理」で勉強して、材料から本格的にそろえたりしてね。でもお母さんの味である、煮しめや昆布巻き、お雑煮はかかさずに。
一日中、台所での立ち仕事が続いて、足がパンパンに浮腫んでるのを見た時は、ビックリした。
主婦の仕事って、こんなに大変なんだなーって実感しました。
結婚して、全然違う大晦日やお正月を迎えました。
地域が違えば、習慣や料理の内容がこうも違うもんなんですねぇ。
大晦日からおせち料理を食べちゃうし。
お正月も、親戚の人たちがいっぱい集まって、カラオケや麻雀など、どんちゃん騒ぎです。
それはそれは賑やかで、料理もすごくおいしくて、楽しかったけど、でも
やっぱりウチのお正月が恋しかった。また家族そろって、こたつを囲みたい。
もうすっかり、ウチの年末年始は、過去のものになっちゃった。
帰りの車の中で、お母さんとの思い出に、また泣いてしまった。
お母さん、今年もどうか私を見守っていてください。
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by kurukuruX
| 2010-01-03 23:34
| おかあさん
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2009年 06月 01日
ほたる
さっき、夕飯の後の散歩の途中で、蛍を見つけました。
その川がキレイだってことだね。
まだ出始めだから、数える程しかいなかったけど、突然見つけたからビックリしたなー。超興奮した。
日に日に気温が高くなって、空気が少しづつ湿ってきました。
そんな空気を肌で感じるようになると、去年のお母さんの入院生活を思い出します。
すごいなー。
ちゃんと忘れずに季節は巡ってくるし、時間もお構いなしに、着々と過ぎていきます。
もうすぐ、あの暑い暑い夏がやってくるんだ。
あの時のいろんな場面が思い出されては、ふと、仕事帰りの車の中で一人、涙が勝手に流れる時もあります。
仕事でイライラしたり、怒ったり、笑ったり、飽きもせず野菜作ってたり、変わり映えしない日々の生活も、お母さんには、すべてお見通しだよね。
気をつけるようにって言われてた、悩みがちな性格や、落ち着きないところ、掃除嫌いもそのままだし、ちっとも成長してない。人間なかなか、性格ってのは変わんないねー、お母さん。
まあ、時間がたつのが早く感じること自体、平和な毎日だってことが、幸せだってことでいいのかな。
なんだか、まとまりのない文章・・・。
その川がキレイだってことだね。
まだ出始めだから、数える程しかいなかったけど、突然見つけたからビックリしたなー。超興奮した。
日に日に気温が高くなって、空気が少しづつ湿ってきました。
そんな空気を肌で感じるようになると、去年のお母さんの入院生活を思い出します。
すごいなー。
ちゃんと忘れずに季節は巡ってくるし、時間もお構いなしに、着々と過ぎていきます。
もうすぐ、あの暑い暑い夏がやってくるんだ。
あの時のいろんな場面が思い出されては、ふと、仕事帰りの車の中で一人、涙が勝手に流れる時もあります。
仕事でイライラしたり、怒ったり、笑ったり、飽きもせず野菜作ってたり、変わり映えしない日々の生活も、お母さんには、すべてお見通しだよね。
気をつけるようにって言われてた、悩みがちな性格や、落ち着きないところ、掃除嫌いもそのままだし、ちっとも成長してない。人間なかなか、性格ってのは変わんないねー、お母さん。
まあ、時間がたつのが早く感じること自体、平和な毎日だってことが、幸せだってことでいいのかな。
なんだか、まとまりのない文章・・・。
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by kurukuruX
| 2009-06-01 22:22
| おかあさん
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2008年 12月 07日
アクリルたわし
おかあさんのお母さん、つまり、私のおばあちゃんは今も健在です。
少し離れた施設に、ずいぶん長く一人でいます。
お母さんがいた間は、月に1~2回の面会にも度々一緒に行っていました。
最近改装された、こぎれいな日当たりのいい個室で、おばあちゃんは毎日、自分の娘や孫の幸せだけを祈り、一日の終わりには、南の空に向かって手を合わせ、今日も無事に一日過ごせたことを神様に感謝している、信仰深い人です。
小さい頃、私は、ほとんどおばあちゃんと一緒に過ごしました。
そんなおばあちゃんも今年、90歳になりました。
そして「お迎えがちっとも来ない」と、いつも嘆いています。
耳はほとんど聞こえなくなりましたが、頭も目も口もシャンとしています。
新聞で見つけた、最近の産婦人科医問題も切り抜いて(!)、気にしていてくれます。
回数は減っちゃいましたが、今はお母さんの代わりに、面会に行きます。
そして、「お母さんは病院で治療を続けているけど、元気にしてるよ」って偽っています。
耳の遠く方で、かすかに聞こえるらしい私の声を聴きながら、
「きちんとやってもらえてるんだね?そうか、そりゃ安心だ。親より先に逝ってはダメだよ。」
おばあちゃんのことだから、いつかはバレてしまうかもしれないけど、できる限り、お母さんもそれを望んでいるような気がして、ウソついてます。
手先が器用なおばあちゃんは、今も暇さえあれば編み物をしています。
行く度にもらう「アクリルたわし」。
作っては作っては、みんなに配っているようです。
おかげで施設のみんなから重宝されてるみたい。
最近のエコブームでも流行ってるらしいけど、私には昔から馴染みのある、おばあちゃんの代名詞のようなものです。

変化のない狭い世界の中で、面会の日を指折り楽しみにしながら、天国からのお迎えを毎日待っているおばあちゃんです。
少し離れた施設に、ずいぶん長く一人でいます。
お母さんがいた間は、月に1~2回の面会にも度々一緒に行っていました。
最近改装された、こぎれいな日当たりのいい個室で、おばあちゃんは毎日、自分の娘や孫の幸せだけを祈り、一日の終わりには、南の空に向かって手を合わせ、今日も無事に一日過ごせたことを神様に感謝している、信仰深い人です。
小さい頃、私は、ほとんどおばあちゃんと一緒に過ごしました。
そんなおばあちゃんも今年、90歳になりました。
そして「お迎えがちっとも来ない」と、いつも嘆いています。
耳はほとんど聞こえなくなりましたが、頭も目も口もシャンとしています。
新聞で見つけた、最近の産婦人科医問題も切り抜いて(!)、気にしていてくれます。
回数は減っちゃいましたが、今はお母さんの代わりに、面会に行きます。
そして、「お母さんは病院で治療を続けているけど、元気にしてるよ」って偽っています。
耳の遠く方で、かすかに聞こえるらしい私の声を聴きながら、
「きちんとやってもらえてるんだね?そうか、そりゃ安心だ。親より先に逝ってはダメだよ。」
おばあちゃんのことだから、いつかはバレてしまうかもしれないけど、できる限り、お母さんもそれを望んでいるような気がして、ウソついてます。
手先が器用なおばあちゃんは、今も暇さえあれば編み物をしています。
行く度にもらう「アクリルたわし」。
作っては作っては、みんなに配っているようです。
おかげで施設のみんなから重宝されてるみたい。
最近のエコブームでも流行ってるらしいけど、私には昔から馴染みのある、おばあちゃんの代名詞のようなものです。

変化のない狭い世界の中で、面会の日を指折り楽しみにしながら、天国からのお迎えを毎日待っているおばあちゃんです。
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by kurukuruX
| 2008-12-07 12:58
| おかあさん
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