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2009年 12月 26日
クリスマス☆カイザー
前回帝王切開とか、子宮筋腫核出術既往とか、あらかじめ帝王切開でお産を迎える患者さんたちは、分娩予定日の2週間程前あたりに、手術の予定をたてます。
クリスマスから年末にかけてのこの時期は、年末年始の病院お休みにより、前倒しされた患者さんたちも含め、予定帝王切開が集中することが多いのです。
いつ産まれるか分からない自然の出産に対して、日にちがあらかじめ分かる、決められるのは、
お腹を切らないといけない妊婦さん達に許された唯一の特典です。
クリスマスが誕生日。
確かにおしゃれな感じで、いい響き☆
でも、誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが一緒にまとめらることは、間違いないでしょう!
24日は、午後から3件の帝王切開をこなしました。
時間内で終わるという、驚異の巻き巻きです。
切開が大きくて、傷も汚い、出血も多いわ、挙句の果てに時間も長い、なんていうどっかの手術と
一緒にされては困ります!
患者さんに喜ばれる、スタッフから有り難がたがれる、それよりも何よりも、
自分自身が納得のいく仕事ができた。それがとにかく満足でした。
下がりっぱなしのモチベーションは、こうやって時々上向きになったりして、仕事というものは
今日明日と続いていくもんなのかなー。
うーむ、まだまだ先は長い・・・。
クリスマスから年末にかけてのこの時期は、年末年始の病院お休みにより、前倒しされた患者さんたちも含め、予定帝王切開が集中することが多いのです。
いつ産まれるか分からない自然の出産に対して、日にちがあらかじめ分かる、決められるのは、
お腹を切らないといけない妊婦さん達に許された唯一の特典です。
クリスマスが誕生日。
確かにおしゃれな感じで、いい響き☆
でも、誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが一緒にまとめらることは、間違いないでしょう!
24日は、午後から3件の帝王切開をこなしました。
時間内で終わるという、驚異の巻き巻きです。
切開が大きくて、傷も汚い、出血も多いわ、挙句の果てに時間も長い、なんていうどっかの手術と
一緒にされては困ります!
患者さんに喜ばれる、スタッフから有り難がたがれる、それよりも何よりも、
自分自身が納得のいく仕事ができた。それがとにかく満足でした。
下がりっぱなしのモチベーションは、こうやって時々上向きになったりして、仕事というものは
今日明日と続いていくもんなのかなー。
うーむ、まだまだ先は長い・・・。
▲
by kurukuruX
| 2009-12-26 15:12
| 仕事
|
Comments(3)
2009年 12月 23日
妊婦健診
深夜のお産の呼び出しが辛い季節になってきた、今日この頃です。
最近は、おなかの赤ちゃんが男の子か、女の子か、妊婦健診で、ほぼ100%近くのお母さんたちが聞いてきます。超音波という、技術の進歩にあやかり、前もって分るなら知りたい、これも確かに当然だと思います。
ほとんどの妊婦さんたちは、赤ちゃんは正常で当たり前と思っているので、もっぱら関心は、赤ちゃんの性別です。
こちらとしては、まず、赤ちゃんが元気でいるかどうか、発育は正常か、奇形など異常所見はないか、羊水量や胎盤の位置や性状など、短い診察時間の中で、必死に検査しております。
一通り大丈夫だったら、お母さんたちのリクエストにお答えして、お顔や股間の写真や3D写真を撮ってサービスします。
時間をかけてあげたいのは山々ですが、外来患者さんたちが、後に迫っています。
外国のように、赤ちゃんエコーも検査技師さんが、ゆったり和やかにやってくれたら、さぞいいんだけど。
「じゃ、赤ちゃん診させていただきますねー。」とプローベをお腹に当てるや否や、
「男か女かどっちですか?」
と開口一番に聞かれると、ぶっちゃけ、少し気分が萎えます。
より大事なことは、そっちなのかと。
遠慮する必要は決してありませんが、性別を聞くタイミング、これにより医者の受ける印象が少し違うのは否めません!医者も人間ですから。
てか、私の器が小さいせいだけかもしれません。
私個人としては、ぜひ、「生まれてから初めて分かる喜び倍増出産」 を推奨したい!
(自分も経験がない分、若干、無責任な意見ですが・・・。)
昨日も、明け方に出産になった患者さんですが、生まれた赤ちゃんの体重を計測し、
「おめでとうございまーす!3000グラムもありましたよー♪」と言うと、
「担当の先生は2500グラムって言ってたのに。心配して損した。嘘つき。」
・・・う、ウソツキ???
無事に出産を終え、めでたい雰囲気の中で、携わったスタッフへの、このお言葉です。
これでもし、性別が違ってたら、もしかして訴えられることも、この先あるのかな・・・。こわ。
健診の際には、胎児の推定体重にしろ、性別にしろ、「絶対」なんて言いません。
あくまで、エコーで診る推測のお話ですから。
てか、医療に限らず、この世の中に「絶対」なんて、ないんじゃないの?
ドクターの中には、健診で性別や推定体重を言わないことをポリシーにしている先生もいます。
患者さんが知りたいなら、教えてあげてもいいのに・・・って思う反面、その心情が少し分ります。
なんだか、どんどんサービス業になり下がる医療って感じ。
はー。
また心がすさんでいきそうです。
そして、あす24日は、「その日希望の」 帝王切開がいっぱいです。
最近は、おなかの赤ちゃんが男の子か、女の子か、妊婦健診で、ほぼ100%近くのお母さんたちが聞いてきます。超音波という、技術の進歩にあやかり、前もって分るなら知りたい、これも確かに当然だと思います。
ほとんどの妊婦さんたちは、赤ちゃんは正常で当たり前と思っているので、もっぱら関心は、赤ちゃんの性別です。
こちらとしては、まず、赤ちゃんが元気でいるかどうか、発育は正常か、奇形など異常所見はないか、羊水量や胎盤の位置や性状など、短い診察時間の中で、必死に検査しております。
一通り大丈夫だったら、お母さんたちのリクエストにお答えして、お顔や股間の写真や3D写真を撮ってサービスします。
時間をかけてあげたいのは山々ですが、外来患者さんたちが、後に迫っています。
外国のように、赤ちゃんエコーも検査技師さんが、ゆったり和やかにやってくれたら、さぞいいんだけど。
「じゃ、赤ちゃん診させていただきますねー。」とプローベをお腹に当てるや否や、
「男か女かどっちですか?」
と開口一番に聞かれると、ぶっちゃけ、少し気分が萎えます。
より大事なことは、そっちなのかと。
遠慮する必要は決してありませんが、性別を聞くタイミング、これにより医者の受ける印象が少し違うのは否めません!医者も人間ですから。
てか、私の器が小さいせいだけかもしれません。
私個人としては、ぜひ、「生まれてから初めて分かる喜び倍増出産」 を推奨したい!
(自分も経験がない分、若干、無責任な意見ですが・・・。)
昨日も、明け方に出産になった患者さんですが、生まれた赤ちゃんの体重を計測し、
「おめでとうございまーす!3000グラムもありましたよー♪」と言うと、
「担当の先生は2500グラムって言ってたのに。心配して損した。嘘つき。」
・・・う、ウソツキ???
無事に出産を終え、めでたい雰囲気の中で、携わったスタッフへの、このお言葉です。
これでもし、性別が違ってたら、もしかして訴えられることも、この先あるのかな・・・。こわ。
健診の際には、胎児の推定体重にしろ、性別にしろ、「絶対」なんて言いません。
あくまで、エコーで診る推測のお話ですから。
てか、医療に限らず、この世の中に「絶対」なんて、ないんじゃないの?
ドクターの中には、健診で性別や推定体重を言わないことをポリシーにしている先生もいます。
患者さんが知りたいなら、教えてあげてもいいのに・・・って思う反面、その心情が少し分ります。
なんだか、どんどんサービス業になり下がる医療って感じ。
はー。
また心がすさんでいきそうです。
そして、あす24日は、「その日希望の」 帝王切開がいっぱいです。
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by kurukuruX
| 2009-12-23 11:27
| 仕事
|
Comments(12)
2009年 12月 13日
宝くじ その2
「バラで20枚、連番で20枚!」
「あり得ない!せいぜい出しても、一万円以下だっ!」
宝くじ売場の前で、ちょっとした小競合いの、私達です。
窓口のオバちゃんは、「今日は大安ですよ~♪」
ニコニコしながら、まるで人事です。当り前か。
ロト6は、外れ続けております。当たらねー!
結局、私が折れて、合計一万二千円、年末ジャンボに投資しました。
こんなに費やしたの、初めてだよ、あたし・・・。
買った宝くじは、母ちゃんのミニ仏前にお供えしてあります。
当たるといいなぁ・・・3億円。
「あり得ない!せいぜい出しても、一万円以下だっ!」
宝くじ売場の前で、ちょっとした小競合いの、私達です。
窓口のオバちゃんは、「今日は大安ですよ~♪」
ニコニコしながら、まるで人事です。当り前か。
ロト6は、外れ続けております。当たらねー!
結局、私が折れて、合計一万二千円、年末ジャンボに投資しました。
こんなに費やしたの、初めてだよ、あたし・・・。
買った宝くじは、母ちゃんのミニ仏前にお供えしてあります。
当たるといいなぁ・・・3億円。
▲
by kurukuruX
| 2009-12-13 01:30
| その他
|
Comments(2)
2009年 12月 02日
ここだけの話
経験や技術もまだまだ未熟な私ですが、ここは敢えて言わせてください。
「この、どヘタクソ!!」
今、大声大会があれば、迷わずこの言葉を選んで、優勝を狙います。
センスも関係あるかもしれないけど、手術は、極力、エレガントにしたい派です。
こっちまで下手くそな気分になるような手術に付き合うのも、大変なストレス。
老眼で目が見づらいなら、手元もおぼつかないなら、せめて指導する側に回るとか、
患者さんのためにも、メスを握るのは遠慮してほしい。
部下の前でも、そんな姿をさらけ出せる、その神経の太さに、逆に感心してしまいます。
現時点では、医師免許の更新制度も適性検査もありません。
引き際は、医者自身が決めるのです。
残念ながら、今は医師不足なので、打つ手はありませんが、
医師の数がこれからどんどん増えたら、競争市場になって、
優秀な医師だけが生き残る時代になるのかしら?
ここだけの話として、暴言をどうか、お許しください。
「この、どヘタクソ!!」
今、大声大会があれば、迷わずこの言葉を選んで、優勝を狙います。
センスも関係あるかもしれないけど、手術は、極力、エレガントにしたい派です。
こっちまで下手くそな気分になるような手術に付き合うのも、大変なストレス。
老眼で目が見づらいなら、手元もおぼつかないなら、せめて指導する側に回るとか、
患者さんのためにも、メスを握るのは遠慮してほしい。
部下の前でも、そんな姿をさらけ出せる、その神経の太さに、逆に感心してしまいます。
現時点では、医師免許の更新制度も適性検査もありません。
引き際は、医者自身が決めるのです。
残念ながら、今は医師不足なので、打つ手はありませんが、
医師の数がこれからどんどん増えたら、競争市場になって、
優秀な医師だけが生き残る時代になるのかしら?
ここだけの話として、暴言をどうか、お許しください。
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by kurukuruX
| 2009-12-02 19:51
| 仕事
|
Comments(5)
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